新しい月が始まり、はや一週間弱。
爽やかな風や段々と早くなってきた日の入りに、近頃「秋」を感じています。
暑さも随分和らいで、前よりも幾分か楽に外出できるようになった気も。
そんな、日中でも過ごしやすくなってきたこの時期のお出かけ先として、
こちらの展覧会はいかがでしょうか?
関本徹生展
日本の精神文化の根源探求・博覧会的展覧会
〜十二支・行事・祭事等から暦を観る〜
元 立誠小学校(京都市中京区)3階 にて開催中(入場無料)。
<9月1日(土)〜9月9日(日) 10:00ー18:00 まで>→詳細はコチラ(Facebook)


(右は展覧会のポスターの写真。左は作品、水無月『大祓・茅の輪』)
この展覧会は、京都造形芸術大学の様々なプロジェクトの指導教員をされている関本徹生先生(京都造形芸術大学教授)による造形作品展です!
関本先生は「まか通」や「粟田神社大燈呂制作」、「ワールド夏のウィンドウディスプレイ」などなど、挙げれば切りがないほど多くのプロジェクトに関わられており、当ブログ記事でも何度も名前や写真を載せているのでご存知の方も多いのではないかと思います。
今回の展覧会はその関本先生が昨年、月に一度の個展で披露していた作品などを一堂に集めたものとなっています。
チラシより展覧会の説明を引用させていただきますと……。
インターネットを中心に簡単に世界中の情報を得る事が出来るが、反面、最も根源的な情報収集装置である身体感覚を使う事が、疎かになってきている。
言い換えれば、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の衰えでもある。
文明社会にトップリ浸かり、時代と共に自然の声(摂理)を聞かなくなり、傲慢になった人間の営みが、大きな天災や人災などに直面してくる。
古代より自然と寄り添って生きてきた先人たちの教えに触れる事で、本当の豊かさについて、今一度問うべきである。
今回展示する作品は、十二支・行事・しきたり等をテーマに造りだした…
否、異界から「呼び出された」造形である。
(以上、引用終わり)
なお、アクセスなどより詳細な情報は→Facebookのイベントページでご確認下さい!
※プロジェクトオペレーションのFacebookページです。
ここからは展覧会初日に撮った作品の写真をちょこっとだけ掲載。
実際は何十点と作品があるので、是非見に行って下さいね!



こちらは、神無月『十三夜・月』という作品。
展覧会は自由に動き回り、いろんな目線や距離から作品を見る事ができます。
こうして、違う方向から見ると全く違う作品に見えたりするのが面白いですね。



左は、師走『冬至・終焉』。木を削ったのかと思いきや、そう見える様な着色でした!
右は、部屋の中央に置かれていた作品。周囲に暦をテーマにした作品が輪となって置かれていること、ポスター裏面に書かれた「暦は自然とともに生きるノウハウを詰め込んだ記憶再生装置」という文から、これはその「装置」なのではないか?と考えながら見てました(答えは展覧会に行って確かめてね!)。


(写っているのは関本先生です)
畳の部屋なので、こんな風に寝転んでの鑑賞も可能!(むしろ推奨)
この展覧会が行われている元 立誠小学校では、他の階でも京都造形芸術大学の学生や教員による展覧会が催されています。
告知が遅くなりましたが……これを機会に、皆さんもさっそく「芸術の秋」を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
中村でした。
ラベル:番外編