2012年10月31日

まか通プロジェクト活動報告「10月イベント・マツバラ異界物語」その1

こんにちは、「まか通プロジェクト」取材担当の中村です。

今回は先日10月27日(土)に開催されましたまか通企画イベント、
マツバラ異界物語」の取材報告をさせていただきます!


まずは午後3時からのトークイベントに先駆けて行われた、同日午後1時30分からの予約者限定オプションイベント「関本徹生氏と松原通フィールドワーク」の報告から。
こちらは今回のトークイベント内でも取り上げる、京都の松原通とその近辺をフィールドワークしながら、会場である「やすらぎふれあい館(京都市東山区)」へと向かうという企画です。


↓左の写真はイベントチラシの拡大パネルを持ち、集合場所の目印となっている岡本海くん(美術工芸学科3回生)。
集合場所にて 出発進行!
集合場所は、京都市営地下鉄「烏丸五条駅」1番出口付近。出発予定の午後1時30分には様々な年代の方が集まり、関本徹生先生(京都造形芸術大学教授)ナビゲートのもと、フィールドワークが開始しました(右の写真)。トークイベントに間に合わせるため、少々急ぎ足で進んでいきます。


↓左の写真から、亀山稲荷神社、松原 道祖神社、『三善清行邸跡』の碑。
亀山稲荷神社 松原 道祖神社 『三善清行邸跡』の碑
フィールドワークの中では数々の社寺や、跡地などを示す碑を目にしました。また上の写真でも分かるように、住宅やビルと密接していたり、建物の敷地内に存在するものが多く見られました。日常の中に、歴史あり! 関本先生(中央の写真・真ん中、右の写真)の説明が始まると、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けておられました。

今回はとても広い範囲のフィールドワークでしたので、写真や逸話については一部をピックアップしてご報告いたします。以下は、会場に至るまでにまわった社寺などの順番と名称になります。


★START(京都市営地下鉄「烏丸五条駅」1番出口付近)

→「新玉津嶋神社」「『北村季吟先生遺蹟』の碑」

→「丹波国 亀山藩京屋敷跡」「中野之町 亀山稲荷神社」

→「松原 道祖神社」

→「光圓寺」「『親鸞聖人御入滅之地』の碑」

→「五條天神宮」

→「『三善清行邸跡』の碑」

→「府社菅大臣神社」

→「『源語伝説 五條辺 夕顔之墳』の碑」

→「『謡曲伝示 鉄輪跡』の碑」「鉄輪の井戸」「命婦稲荷神社」

→「松原橋」

→「『愛宕念仏寺 元地』の碑」

→「西福寺」

→「六道珍皇寺」


★GOAL!(トークイベント会場・やすらぎふれあい館)


これだけでは位置関係がよく分からないと思いますので、まわった社寺などをマッピングした地図(Googleマップ使用)を作成しておきました! よければご覧下さい。
<「マツバラ異界物語」フィールドワーク地図>


どれをピックアップして紹介するかは……続きの記事で!

まか通プロジェクト活動報告「10月イベント・マツバラ異界物語」その2に続く
(中村)
 


ラベル:まか通
posted by プロオペ at 23:27| Comment(0) | 中村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まか通プロジェクト活動報告「10月イベント・マツバラ異界物語」その2

まか通プロジェクト活動報告「10月イベント・マツバラ異界物語」その1の続きです。まだ前の記事をお読みでない方は上のリンクよりご覧下さい)


どれを紹介しようか、悩みに悩んで選んだのは……
建物と建物の間にひっそりと存在していた「鉄輪(かなわ)の井戸」です!(左の写真)

鉄輪の井戸いりぐち 『謡曲伝示 鉄輪跡』の碑
入口付近には『謡曲伝示 鉄輪跡』の碑(右の写真)があります。なお鉄輪とは昔、火鉢や囲炉裏に置いていた「五徳」のことで、鉄の輪に三本の足をつけたもの。

謡曲「鉄輪」は、女が自分を捨てた夫に対し、逆さにした鉄輪の三本の足に火を灯して頭にのせ、毎夜貴船神社に丑刻詣をして恨みを晴らそうとする話。しかし陰陽師・安倍晴明の祈祷により呪いは返され、女はこの井戸の近くで息絶えたそうです。一説には女の住居近くの井戸だったとか、女が身投げをした井戸だとも言われているそう。

民家の間をぬいながら…
3人以上入ると、道はもうパンパンでした。右の写真の場所からもう少し奥に行くと、 鉄輪の井戸、 また町内の氏神である命婦稲荷神社があります。

前述のような伝説(身投げしたなど)から、この井戸水を飲ませると相手との縁が切れるといわれ、昔は遠くからも水を汲みにくる人がいたそうです。今は井戸水はかれていますが、 ペットボトルなどで持参した水をいったんお供えしてから祈り、持ち帰る人もいるとか。

ちなみにこちらでは、鉄輪の井戸にまつわる説明がまとめられたプリントが置かれていました。氏神である命婦稲荷神社と同様に綺麗に手入れされており、この地を残し後世に伝えようという、まちの人々の思いが感じられました。



午後2時50分、トークイベント会場前に到着!
会場前では、イベントチラシの拡大パネルを持った松内桃子さん(情報デザイン学科1回生)が笑顔で迎えて下さいました!
笑顔でお出迎え


少しの休憩ののち、ゲスト・君野隆久先生(京都造形芸術大学教授)と関本徹生先生(同大学教授)によるトークイベントが始まりました。
(対談中は写真撮影を控えていたため、会場がどんな様子であったかは、「まか通ブログ」でメンバーが書かれた記事をご覧いただければ分かり易いかと思います。)

対談では、フィールドワーク中にも見かけた社寺や碑、周辺地域についての逸話を中心に話が進められました。フィールドワークと同じく、こちらも一部をピックアップしてご報告。

夕顔之墳
こちらは「『源語伝説 五條辺 夕顔之墳』の碑」です。この碑の辺りが、源氏物語に登場する「夕顔」の宿の想定地だとされる場所だそうです。またこの地域の町名は「夕顔町」と名付けられており、想像上の人物である夕顔という女性の名が、今なお語り継がれています。

君野先生によると架空の人物の名前が地名になっているのはとても珍しいことで、世界中でもこちらの夕顔町と、フランスの「イリエ=コンブレー」という場所ぐらいではないか?ということでした。

イリエ=コンブレーの場合は、元は「イリエ」という名前の町だったそうです。ですが、プルーストの小説「失われた時を求めて」で主な舞台となる「コンブレー」という町のモデルになったことで、現在はこの作品にちなんで正式名称をイリエ=コンブレーとしているのだとか! 文学の世界が現実に反映されるなんて、とても面白いですね。



対談は16時ごろまで行われましたが、その後の質問コーナーではお客さんから様々な質問や考察が飛び交い、先生方だけでなくお客さんも交えた参加型のトークイベントとなっていました。最後までとても活気のある、良いイベントとなったのでは?と感じています。

今なお多くの歴史的な建造物が残る、京都の松原通。今回イベントに参加したことで、様々な物語や伝説でそれらが登場していることに驚かされたとともに、それを現代まで大事に守り伝えて下さっているまちの方々の存在が、とても有り難く感じられました。

もっと京都のまちについて知ってみたい!
改めて浮かんだその思いとともに、これからもまか通プロジェクトの活動を取材していきたいと思います!



ラストの告知は…?!
イベント終了後の会場のスクリーン、映し出されているのは……。
詳細は近日告知させていただきます!

中村
 
ラベル:まか通
posted by プロオペ at 22:20| Comment(2) | 中村 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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