
2時間目は自分の名前をひもとく授業。
まずは、アルファベットを漢字に似た表記体系に変換し、新たな漢字を創作することのできる「新英文書法」を用いて、新しい自分の名前を作ることになりました。
この新英文書法は中国生まれのアーティスト「徐冰(シュ・ビン)」の作品。漢字を作る上でのルールはローマ字順に書くということだけ。
渡された表に書かれている、アルファベットのような漢字のような文字を組み合わせながら自分の名前である「中村舞衣」を改めて漢字にしてみると、こうなりました!

あの書きやすい(と思っている)「中村」が複雑な記号のような漢字に、
「舞衣」は栓のような1文字だけの漢字になってしまいました!
普段、漢字を使い慣れている環境だと逆にややこしいという印象を受けてしまいそうですが、この「新英文書法」の凄いところは、アルファベットが分かればどんな国の人でも漢字が書けてしまうというところ。
面白そう!と思われた方は、自分の名前だけでなく、好きな英単語などもこの方法で漢字に変換されてみてはいかがでしょうか。

お次はこちらの文字が書かれていたカードの使い道!
どうもイベント参加を事前に予約した参加者それぞれが、「自身に関係のある漢字カード」をもらっているそうで……企画者の島津優美さん(情報デザイン学科)さんの説明とともに、2時間目の第2部が始まります。
ここまで読んで、そろそろお分かりになった方もいるのではないでしょうか。
そう、これは参加者の名前に入っている文字の意味やなりたちを説明するためのカードなんです!
用意されていたカードの文字について1つ1つ、島津さんと関本先生から丁寧な解説や考察がなされます。
私の貰ったこちらのカードは、「舞」の文字でした。
これは飾りを持って人が舞うさまを表した字、つまりは巫女の舞う姿が漢字になったそうです。実は過去に助勤巫女を経験している私、名前まで巫女に関係してるとなるとなんだか嬉しい!
全員分の解説が終わると、最後に関本先生からお話がありました。
「五感」という、情報を収集する根本のものが我々の生活の中でどれほど重要なのか。今回はこのことを28日と29日両日のワークショップで考えていくそうです。
こちらについて詳しくは、29日「音で観るまち」の報告記事で書ければと思います。
ちなみにワークショップは15時30分ごろに終了し、解散となりました。
まか通メンバーの皆さん、まずは1日目お疲れさまでした!

帰る前にパシャリ。企画者の島津さんです。
疲れを見せない素敵な笑顔ですねー! 楽しいワークショップをありがとうございました!

なかむら
ラベル:まか通